Thinking Time
選曲する⑤
I look into my glass「私は覗き込む 自分の鏡を」
先日この曲が1番好きだと練習を手伝ってくださっているピアニストに話したところ、「えー!人生何年目ですか!」と笑われてしまいました。笑
その時は「安易なハッピーエンドより信用できるから(好きだ)」と話したのですが、この曲は7曲中1番救いがなくて1番現実的とわたしは感じています。
それまでポジティブだった人ですら死の間際にもポジティブに在れるだろうか?
何度絶望を感じて、死を幸福と感じたりもするのだろうか。
死を希望に感じるぐらい生きている苦しみに絶望しきって、
またそれを無為にも繰り返す。
いっそ何も感じないようになればいいのに。
そんなことを思うことは生きていれば誰だってあるのではないでしょうか。
But Time,to make me grieve,Part steals,lets part abide;
And shakes this fragile frame at eve With throbbings of noontide.
しかし時は私を悲しませるために、一部だけ盗み、一部はそのままにする
そして震えさせるのだ、この脆弱な身体を。夕暮れに真昼の頃の鼓動のままで。
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