Thinking Time
選曲する⑧
Life laughs onward 「人生は笑って進む」
さて今回2024年9月に歌うFinziの歌曲集について1曲ずつ書いてきました。
こちらが終曲7曲目になります。
前曲の荘厳さを一掃するような軽やかな曲調ですが、
記憶にある古い家を探し歩くもすでになく新しい家になっている(最近新しくなったのではない)
芝生だったところに花が咲いている、その下は墓ではなかったかのようだ
子供達は騒いでいる、そこに座っていた老人のことは誰も懐かしまない
老いは若さに屈する
などなど歌詞上では新しいものと古いものの対比がやや皮肉的に続きますが、
最後には、
'Twas well my too regretful mood
Died on my tongue
それでいい、私のあまりに感傷的な気分は私の舌の上で死んだのだ。
いかがでしょうか?
これが正解なのか、そんなことは分かりません。
正解の生き方ではなくて、誰しもが死ぬという絶対に対しての許容、受容。
「あなたのままでいいじゃない?」
ぜひ7曲通して聴いたときのこの最後の曲をどう感じるか
みなさんご自身で体感してみてください!
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