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Thinking Time

音楽と集中力②

やる気さえあって行動しはじめれば集中力というのはすぐ発揮されているものと思ってました。

長男の話をします。

長男は発語が遅く、児童デイにも通っていましたし、
就学の際は支援級も検討していたぐらいでした。
小児心療内科で発達の検査を複数回受け、軽度の自閉症、知的には1年遅れと診断されておりました。
ただ多動などの困ってしまう行動はなく、知的レベルも平行になることはなく伸びていたので学校や医師と相談した上で普通級を選択し今や中学3年生で同級生と同じく受験生です。

ただ彼にはかなり悩まされました。

たとえば30問の計算問題があったら30問全部間違えるのです。
それで何がわかっていないんだろう?と思って話していると、

わかってないことは何もないのです。

恐るべき速さで集中力を失っているだけなのです。

それがわかった時は「えー!!!」って声が出たほどでした(笑)

わかってて飽きて、やーらないってわけでもなくて、
とんちんかんな数字を真剣に黙々と書いている長男。

とにかくやる!とにかく書く!数をこなせ!みたいな勉強法をこなしていたわたしには信じられないことでしたが、
ぶ厚い問題集をもってきても彼には合わないと、
1日10分だけやるタブレットを使った勉強法に変えてやりました。
するとどんどん出来るようになってきたのです。
最初は時間にして1分とかですけれども。

ピアノを習わせていましたので、ピアノの練習もなるべく短時間で終わらせておりました。長くやっても彼には無駄だとわかっていたので。

今思えば集中力の高い時間にこなせる量をやらせていた、のです。

声楽は、実際に声を出す練習時間を他楽器と比べるとあまりとりません。
効率よく練習していかないと、時間と喉の状態を無駄にしてしまいます。
わたしも効率的にやっている「つもり」でしたが、
メンタルの勉強をして「つもり」になっていただけだと気づきました。

今はこれをやるぞとちゃんと「いちいち」決めてから行動に移します。
毎日惰性でやっていたことも含めて全部です。
家事から買い物から練習、仕事から全て。

最初は面倒でした(笑)が、効果は1週間もするとすぐ現れました。
まず集中している時間に決めたことをやりきれると達成感はもちろん、
今までに感じていた疲労感がないのです。
今までは意味のないことに疲れていたんだと気づきました。

そして集中が切れたときは、一旦手をとめて休む、もしくはセンタリングを行うようになりました。
センタリングとは集中力を維持するための手法です。

わたしは休むのが下手くそな人なので、
休む時=倒れたとき、でした。

ただ上記の方法を取り入れだしてから「そろそろ休んだ方がいいよ」という身体のサインがわかるようになり、「休む」と書き出してから休むと休めるようにもなりました。

しっかり休んだら容易にまた集中を高めてあれこれ行動できるのです。

センタリングを自分なりに改良して(笑)
楽譜を使った集中力の高め方を考えてみました。
生徒さんに少しずつお伝えしているのですが、、、
自分ではいい感じです。

次回その方法について書いてみます!

こちらのページ、
みなさん読んでくださっているようで嬉しく思ってます。
ぜひ感想を気がのったときで構いませんのでくださったらもっと書きます!
もらえなくても書きますが(笑)、人と話している間に色々なことを思いつくタイプなのでもっと掘り下げられるかもしれないなと思いまして!

何にせよ、このページを読むのにお時間頂いてありがとうございます!


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