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Thinking Time

とある歌い手の練習ルーティン②

聞いたこともない歌うのもはじめて、という曲と、
聞いたことはあるけど歌うのははじめて、という曲だと
どちらの方が楽に思いますか?

圧倒的後者!と思うでしょうか。

Non!

実は後者には「勘違いして覚えているかも」があるので、
勘違いを直すのにめっちゃ時間がかかるのです・・・

わたしが大好きな芸術側面が強いスポーツ競技でも、
毎年のようにルールが変わるので
その新しいルールによって点数が爆伸びする人と、
去年までは大丈夫でも点数が全然出ないって人がいますね。
一度覚えてある程度仕上げてしまったものを直すには新しく覚える以上に気をつけなければなりません。

クラシックジャンルのように楽譜がなくても〜、
せめて歌詞だけでも先に読んでみましょう。
それだけで歌いやすくなったりしますよ。

「言う」が「いう」「ゆう」「ゆー」
「行く」も「いく」「ゆく」、

国語的正解で歌っているとは限りません。

「私」も「わたし」なのか「あたし」なのか。

略されている単語もよくあります。
「〜いない」が「〜ない」
「い」は発音するかしないか?

そんなことをチェックすると意外にあるんですよ。
音楽を聴く前にあれ?ってことが。

そういったことを潰します!

これは「自分のものにしたい」という意味の練習法です。
さらっと楽しんで1回歌えればいいや、ということであれば、
耳コピで十分と思います。(そしてそれを否定する意図はありません)

わたしはクラシック歌いなので楽譜がないまま歌うことはありません。
楽譜から調性やテンポ、最高(低)音、などを確認しながら
まず歌わずに脳内で再生させていきます。

その後ようやく実際に音を出してみます。

もしこの取り組む曲が日本語じゃないのであれば、
ここに至るまでに歌詞をノートに書き出し、
対訳し、直訳し、発音を確認して、文章で読む練習をしてここに至ります。

この時点で暗譜の8割終われるので歌うまで時間はかかりますが返って早いのかなと思います。

そうして1フレーズずつ音をピアノでとり、
歌えるフレーズがそれなりのかたまりになったら(1番、2番みたいな)
つなげて歌い、を繰り返し最初から最後までいきます。

もしその曲がその日中に取れないならあまり格闘せずに翌日に繰り越します。
明日の自分に期待(笑)
(その代わり別の曲の練習をします・常に練習する曲はあるので)

最後は練習後のルーティン。
体を使ってますからね、クールダウンも必要なんじゃないかなと思います。
というわけで次回へ続く!


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