Kanemiya Aya Official Web

Thinking Time

とある歌い手の練習ルーティン③

練習やレッスンを受け終わるとなんだかスッキリするし、
それが良ければ良いほど、全身を使っていて、
そのまま寝てしまいたい!ということもままありますが、
練習後はしっかりと水分補給をしてから(しながら)頭の整理時間に使うと良いと思います。

練習やレッスン受講は強烈なインプット作業なので、
そのままアウトプットまでやるのがもっとも効率が良いと思います。
直後であるため「どこでひっかかってたかな?」などを思い出す時間もかかりません。

でもここは練習で解決して歌えたからいいんだ、なんて思って脳内の整理をしてないとまた簡単にできなくなります。
人間は万能ではないのです。
何もしなければもちろん忘れていきます。
あなたは1ヶ月間すべての食事内容の記憶がありますか?
そんなものなのです。
でも何らかの形で記録してたら「あぁそうだ、これ食べたよね」と思い出せるはずです。

ピアニストに必ずやる曲があるか聴くと、「バッハ」とお話ししてくださいました。「ハノン」と答える方もいらっしゃいますね。
そういえば合唱部に所属していた時も課題曲自由曲に限らずこれは絶対歌うっていう曲がありました。いつどこに呼ばれても歌えるいわゆる十八番でしょうか。

違う団体では指揮者の先生がかわり、その新任の先生のご気分で選曲されて、いつも歌う曲、がなくなったらみるみる内に演奏力がなくなったことがありました。
昔はCDになったら買うわ〜というお客様方からの高評価だったのに、聞くのもしんどい・・・(上手ではなくて、という意。)と。
メンバーが変わったわけじゃないのにその時は不思議でしたが、
ルーティン(軸、スイッチ)がなくなってしまったからだなと今にして思います。

複数であるほどそういった必ずはじめにやること作りが大事なのだと思います。
「いまから音楽をします」、、、と自他に知らせる行動・・・

あれ?ってことは、学校の予鈴ってそういうことですかね?

上手くできていますね〜。


戻る