Thinking Time
演奏会を企画する③
出演者が決まり、会場が決まり、助成が決まりました。
さてお次は合わせの日程を決めていきます。
自分1人(と伴奏者)のリサイタル経験はあれども、
アンサンブルの演奏会の主催は初めてだったため、
どのくらいの練習時間、が必要なのか少々様子を見つつ、
全員揃わずとも今年に入ったら日程を出して、
春以降から最低でも月1くらいで集まれたら良いかなと思っておりました。
日程の候補出しを出演者間でしていた頃、
アルトの松田さんより、
「アナリーゼレッスンをみなさんで受けませんか?」というご提案がありました。
松田さんも所属されている「札幌室内歌劇場」の作曲家の岩河智子先生にお願いしてなんと6回ものレッスンを受講する機会を頂いたのです!
アナリーゼとは「楽曲分析」、
岩河先生のお言葉によると「音楽上で起こっている事件を見つけること」
このレッスンは個人の音楽的な学びとして大変有意義な時間でしたが、アンサンブルにおいて「共通認識をもつ」ことの重要性と、なにより「勇気」を頂いた、公演の成功に欠かせなかった学びの時間でした。
「愛の歌」の全曲
「新・愛の歌」の全曲
計33曲を一夜にしてやるということ。
指揮者を置かないこと。
演奏者の技術も去ることながらそれぞれに楽曲への理解を必要とすること。それが「できる」ということ。
今となっては「できた」ということ。
本当に素晴らしい時間でした。
わたしが考えていた以上に、素晴らしい経験をさせてもらいました。
この貴重な6回のアナリーゼレッスンの他に、
GW、お盆に集合しながら合わせておりました。
が・・・
実は7人全員が集合したのは9月23日と27日(当日)のみ、でした。
参加できない場合は、
集まれたメンバーの稽古動画を撮影し随時共有して、
想像力フル回転でそれぞれ練習してくださっていました。
わたしたちは「団体」ではありません。
個々に仕事があり、その優先基準はもちろん各々が負います。
毎週のように練習できればそれは理想ですが、
現実的ではありません。
今回の前売り券「3500円」
値段をつけるときはいつも葛藤があります。
目に見えない「演奏」の価値は一体何を基準にしたらいいのかと思うからです。
わたしはこの値段を高いと思ってつけていません。
むしろ安い、と思います。
業界の、地域性の、あらゆるバランスを読んでつけています。
むしろ安い、と企画者は思っていても
世間から「この演奏会は高かった」と一度でも思われれば、
そのお客様は二度といらっしゃらないでしょう。
逆に「安すぎだよ!」と思われれば、以降値上げても納得くださると思って値段をつけるようにしています。
わたしはこのような演奏会をもう一度(何度でも)やりたいと思っています。どのような演奏会になるかはわかりませんが、パワーアップは確実にするでしょう。そしてこの演奏会の値段は、これから未来を含めて最低値だった、ということは断言できます。
これ以上、わたしはお安くはしないです。
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